大きな病気や雑菌などとは無縁のような赤ちゃん(幼児)にも、口臭が発生することがあります。その理由を調べてみました。
赤ちゃんの口臭は大人がしっかりと確認をして、未然に防ぐための対処が重要です。健やかな成長のためにこの情報は知っておいてください。
赤ちゃんの口内というのは基本的にほぼ細菌がなく、唾液の殺菌力も優れているので口臭がすることはありません。
ですので、多少異臭がしたとしてもあまり心配する必要はないのですが、生後半年から1年ぐらいたって乳歯が生え始めると虫歯になる可能性が出てきます。
乳歯が生える月齢になってくると、母乳やミルクだけではなく、赤ちゃん用のお菓子や果物のジュースを与えるようになりますし、離乳食も始まるので当然ですが口の中の衛生状態を保つのが難しくなります。
お菓子や離乳食のカスがくっついたままだったり、舌苔がついていれば赤ちゃん(幼児)でも口臭がするので、ガーゼなどで優しく拭き取ってあげるようにしましょう。
ですが赤ちゃんのほとんどは口の中に異物を入れられるのをすごく嫌がるため、歯が生え揃い始めてもなかなか歯磨きが出来ないということも少なくありません。
また、赤ちゃんの口臭の原因となる虫歯を作り出すのは、親が口で噛み砕いたものを与えてしまうことも要因となります。
大人の口内というのは雑菌がたくさんあるので、その口の中にいれたものを赤ちゃんに与えるのは、雑菌も与えてしまうことになるためさらに虫歯になりやすくしてしまうのです。
赤ちゃんに虫歯がある、と言うイメージはないかもしれませんが、乳歯が生えて離乳食も食べる月齢であれば虫歯によって口臭が起きている可能性があるので小児歯科医で診てもらいましょう。
ただし、赤ちゃんの虫歯は治療出来ないので、口臭がする場合はとにかく親が口内を清潔に保ってあげることが重要になります。