口臭の種類として病気が原因の場合あります。病的口臭と言われるもので、体の不調のサインになる事例もあります。
疑問をお持ちの方は、どのような病気の可能性があるのか情報を提供しております。心当たりのある方は、受診をお勧めします。
病的口臭とは、名前のとおり何らかの病気が原因となって起こる口臭です。
ただ、病的口臭と言っても、自分では何の病気なのかを特定することも難しいですし、体の臓器の状態が口臭につながるということも理解しがたいことでしょう。
例えば、胃痛が起こっていてさらに口臭がする、というのであれば、胃に何らかの異常があると想像できますが、痛みなどの症状が出ていない状態では病気で口臭が起こっているとも考えられないものです。
ですが口というのは喉から食道、そして胃へと繋がっていますし、鼻も奥の方で繋がっているものなので、これらの部分で病気が起こりそれが口臭を引き起こしている可能性もあるので注意が必要です。
病的口臭の中でも、比較的多く見られるのが胃腸障害の一つである胃潰瘍です。
胃潰瘍は症状が進まないと自覚出来ないものなので、早期発見するには胃カメラ検査が必要になるのですが、原因となるのは胃酸の出過ぎです。
ですので、ゲップがたくさん出てさらに口臭が胃酸のような酸っぱい臭いがする、という場合は検査をしてみましょう。
鼻の病気で言えば蓄膿症などがありますが、これは鼻の奥の副鼻腔に膿が溜まり、その臭いが口を通って口臭となってしまいます。
鼻の病気は自覚しやすいので、鼻がよく詰まる、鼻水がねばねばしているというような症状が出ている場合は、速やかに耳鼻科を受診してください。
いずれにしても、病的口臭はいくら歯磨きをしても口臭予防アイテムを使っても改善出来るものではないので、早めに内科を受診するようにしましょう。